くうねるところ、すむところ

 今週は故郷の三重県四日市で2日間お仕事させていただきました。

 もちろん泊まりは実家です。久々にゆっくりと実家に帰り、故郷の変化と昔から変わらない懐かしさに「ニューシネマパラダイス」気分になって、すこし「故郷恋しや」な「桂センチメンタル二乗」です。皆さんご機嫌はいかがですか?

ここ数年にはなかった四日市滞在2DAYsではたくさんの「個人的名所」に行ってまいりました。
部活の帰りに寄った「鉄板焼きイタリアン」のお店、初詣をした「諏訪神社」、授業をさぼってプカプカした「喫茶スワサロン」。中学校の同級生とビールで乾杯し、実家の親父様と日本酒を酌み交わし、お仏壇に線香を焚いて、芸道の上達と腹筋のバキバキ化をお祈りしてまいりました。

 そのどれも楽しかったのですが今回の滞在で今までにはなかった楽しみができました。それは、姪っ子ちゃんとの戯れです。

 実家は長男夫婦が親父様と住んでおります。前回に帰った時はまだ姪っ子ちゃんは2歳です。日本語が通じない「不思議な生物」には私の話術が通じませんので必然的に興味がわかなかったのですが今回は違いました。

朝のジョギングを済ませてシャワーから出てくると、愛らしい少女が私の肉体美に虜になり2秒ほど固まっておりました。

「おじちゃんで~す!がぉぉ~!!」

まさに子供騙しな声と仕草で仕掛けてみると、

「おじちゃ~ん♪」

私にマッハ2のスピードで飛びついて来ました。この時私はパトラッシュに飛びかかられるネロの気持ちが生まれて初めてわかりました。

心が通じた私たちをもう誰も止められません。追いかけっこをし、怪獣遊びをし、オッチンしてうどんを食べ、そしてまた追いかけっこをする。

あまりのはしゃぎように障子を二枚破りました。次回は三枚に挑戦するつもりです。
そして私が夕方お仕事に出かけようとすると、

「おじちゃん、お仕事休んで、そらと遊ぼぉ~」

まことに魅力的な提案をしてきます。

「嗚呼、そうだ!その意見。それでこそ私の姪っ子ちゃんである!」

私は感心いたしましたが、私の教育論が彼女に浸透してしまい一家から「ダメ人間」をもう一人、生産するわけにはいかないので、

「おじちゃんがお仕事にゆかないと世の中のみんながたいへんに困るのですよ」

嘘八百を並べてお仕事に出かけました。


次の日もぎりぎりまではしゃぎまわり、京都に帰る私に愛らしい姫君は悲しそうに手を振って、

「おじちゃん、また来てね~」

と、姿が見えなくなるまで見送ってくれました。

ふとそのとき、私は思いました。

「また来てね~」か。

私を守り育ててくれた「実家」はすこしづつすこしづつ「私の実家」から「長男夫婦のお家」になり、そして「そらちゃんのお家」になってゆくのだなぁ…。おそらくあの子は私が小さい頃に、階段につけた傷や床のシミを生まれた時から見て育ち、それをわたしがつけたと思いもせずに、あの家で新しい傷と思い出をつくってゆく。

私は家から言われたような気がします。

「もうあなたは独り立ちをしたのですよ!今度はそらちゃんのくうねるところ、すむところですよ、あなたはあなたの居場所でがんばりなさい。」

先日、ツイッターのコメントをいただきもう一つ実感いたしました。

「京都に戻る」ではなくて「京都に帰る」



ここが、私のくうねるところ、すむところ…。




すこし臭い文章になりましたのでくうねるところ、すむところのお仕事の告知をひとつ。

同期の鯛蔵くんとの2人会です。お互いの食う寝る所で開催します。
正直、ご予約が悲しい状況になっております。皆様ぜひぜひぜひぜひお越しくださいませ。

明後日です、お願いいたします。


もう明後日なのです、本当にお願いいたします…。


     ●じょうぞう一番搾り~京都編~●

とき  10月17日(月)
 
ところ 京都市・京都府立文化芸術会館・3階和室(京阪「神宮丸太町」徒歩10分、市バス「府立医大病院前」)

じかん 開場18時30分 開演19時00分

木戸銭 前売、予約¥1500 当日¥1700

演目  鯛蔵「仔猫」 他一席、 二乗「はてなの茶碗」他一席

問い合わせ 事務局 TEL06-7175-0590または075-211-7584

E-mail  redcomet_k.nijyo@kch.biglobe.ne.jp
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食べ物あれこれ

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最近はリバウンドが恐くて、洋菓子に手がだせない。「桂 NO3時のおやつ 二乗」です。

師匠から頂いた大切なお名前にいつも勝手なミドルネームを入れてしまい、しまいに怒られるのではないかと内心ビクビクしております。

さて、この2ヶ月ほどは好物といふ好物を控えて、耐え忍んでおりました。

徐々に禁欲を解禁し、解放してゆこうと思います。
このまま禁欲を続ければ、おそらく数日の内にウッカリと悟りを開いてしまい、布教の為に唐傘一本で全国行脚の旅に出てしまいます。

それでは何もならないので手始めに「味噌煮込みうどん」を解放しました。

名古屋文化圏で育った私はちょいちょい本格的な「味噌煮込みうどん」を食べたくなります。
しかし関西にはあの独特の歯ごたえを持つ「本格味噌煮込みうどん」のお店が少ないので故郷を想い、枕を濡らす事も多々あります。

そんな私が太鼓判を押すお店が梅田の地下街にあります。
ああ、ありがたや。

ここは東海と関西の融合、「モツ味噌煮込みうどん」もあります。

グツグツと土鍋で煮込まれたうどんを食し、悟りからまた一歩遠ざかりました。

さあ、今度は何を解放しようか?
淀屋橋駅のカツカレー、キルフェボンのタルト、ふたばの豆大福、うまい棒めんたい味、明治のコーヒー牛乳…。
煩悩が脳内を駆け巡ります。

そんな私ですが今週は昨日までで、66kmを消化しました。
今夜もぐっすり寝むれそうです。

逃避行

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またまた、更新が延び延びになってしまいました…。
「桂のびのび二乗」です。
皆様、如何お過ごしでしょうか?

私は相も変わらず御所の外周をぐるぐると走っております。
余りに走りすぎて、バターになり、危うくホットケーキに載せられる所でした…。

走っている時は辛いので、何も考えられません。考える事といえば「次の角」の事と「その次の角」くらいです。
「その次の次の角」まで考えると私のシナプス回路は悲鳴を上げて「もう、やめます」と職場放棄をして、荷物をまとめて実家に帰ってしまいますので考えない事にしております。

脳内がそのような事になれば、それはもう必然的にすき家の「大盛り牛あいがけカレー」に向かってまっしぐら、カルカンに向かうニャンコよりまっしぐらですので、具合が悪い。

だから、走る→何も考えない→現実逃避→走る→何も考えない→現実逃避、といふ無限輪廻が起こっておりました。

そういう訳で更新が遅れました。

誰が言い出したのか「桂腹筋バキバキ二乗化計画」といふ馬鹿げた計画の為に思考能力がオケラ並になってしまった私は、ついに約10kgの減量に成功し、毎日10km走っても大丈夫な肉体になりました。

私はコツコツとやるのが苦手で一発逆転ばかり狙い、朝はぐうたらが好きで、高カロリーをむさぼり、飲む打つ買うをたしなみ、誰からも立派に「後ろ指を指される」職業に就いたはずなのですが、最近のこの体たらくはどうでしょう?

何一つ達成出来ていないじゃないか…。

噺家、桂二乗はいったい何処へゆきたいのか…?

疑問を残しつつ、余り考えるとビックマックセットにまっしぐらなるのでやめておくことにします。

写真は私のトレーニングウェアーです。

上からミズノのウィンドブレイカー。
adidasのハーフパンツ。
アシックスのバレーシューズという、誠に節操のない姿です。

侵入者

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ブログをサボりにサボって1ヶ月近くなってしまいました…。

さて、この1ヶ月は腹筋バキバキ化計画をストイックに実行し、バナナと水にて生命を維持しておりました。
その結果、体積および体重はもとより運気、将来性、希望や夢に至るまでコンパクトで小さな人間になってしまいました。

久しぶりに晩酌に行きますとお店のマスターが、

「何かストレスがあったのですか?」

完全に病人扱いされてしまいました…。

このままでは萎んで消滅するので、食事制限を一旦打ち切る事にいたします。

日本のバナナ消費量の数%を私が担っておりましたので、フィリピンの経済に影響が無いか心配な限りであります。

私の住む「猫の額アパート」はあまり「黒い大きい人」が出ません。

あのカサカサと素早い生物が出ないのはまことに有難いのですが、それは彼らが生息出来ない程の環境であるとも言えるのです。

まず、生ゴミが一切出ませんし、最上階の為に室内の温度が異常に上がります。

サボテンが枯れる程の環境なのです。

昨年、侵入した「黒い大きい人」を発見したのですが翌日に窓を空けたら、一目散に、

「サヨウナラ~」

と逃げ出しました。

そんな環境でもしばしば侵入してくる物好きもあるようです。
我が城をお守りになっておられる「ヤモリ閣下」です。

出来るだけ丁重にお迎えしましたが、余り長居をされてひょっとお亡くなりになられては守り神さえも住めない環境になるので、お帰り頂きましたとさ。

夏の楽しみ

相変わらず地デジチウナーを購入していない。「桂 話題取り残され 二乗」です。

最近の楽しみは体重計に乗って一喜一憂することです。
そしてバキバキになったあかつきには腹筋を世間に誇示し、

 「わ、腹筋バキバキの二乗先輩よ!きゃ~ステキ♪」

と、体育館に向かう渡り廊下で下級生からヒソヒソと噂されることを妄想しながら生きております。

残念ながらご存じの通り、私は学生ではないので妄想のみに留めておくのが歯がゆい限りです。


さて、この夏は小生にとってもう一つの楽しみができました。いわゆる「趣味」といふものができたのです。
紳士の国、イングランドで始まり。寺山修司などの文人も愛したスポーツ。

ザッツ「競馬」であります。

土日になると、どこからともなく溢れ出てくるオッサンの集団。白い新聞を左手に、赤のサインペンを右手に構え自分の予想をぶつぶつと唱えながら行列で場外馬券場に押し寄せる姿はまさに一発逆転を狙う狼です。

そして16時過ぎになると予想をことごとく外し、しおしおと駅に向かう負けワンコのような姿はある種人生の機微を表しています。


その危険な世界に私もこの夏、踏み込んでしまいました。
一人でカウンターで飲むのが好きな私は、よく色んな人に話しかけられます。

その9割9分9厘が中年男性です…。 

何を隠そう、私は前世で魔女にオッサンをひきつける呪いを受けてしまったかわいそうな青年なのです。

「自称 飲み屋カウンセラー」の肩書を持つ私は常に聞き役に徹します、上司の愚痴から奥さんとの溝、子どもの心配事など答えようがない事を滔々と話してくれます。そして私が、

 「でも噺家なるよりましやろ?」

と、言うとたいがいの方は、

 「そやな、それよりはましやな」

と言ってスッキリと菩薩の顔になって家路につきます。 誠に苦々しい限りです。


しかし、こんなオッサンでも私がわくわくするようなお話をしてくれることがあります。
それが、「競馬」の話です。

サラブレッドという馬の大変さ、悲劇のヒロイン、ヒーロー、騎手との絆。
一つのエピソードをその人の人生とからめて生き生きと描いてくれる語り口はとても素人には思えません。
子供の頃、紙芝居にわくわくしたように「それから?それから?」と引き込まれます。

確かにギャンブルですがそこには素晴らしい物語があったことを教えてもらいました。同時にその怖さも。

「ギャンブルじゃなくドキドキ出来るストーリーをみせてもらう参加料としてやってみたら?」

これをきっかけに1000円だけ初期投資いたしました。
以来、2か月。 通産15戦8勝で今日に至ります。

まだ僅かながら資金が残っています。
1000円で2カ月のドキドキを買わせてもらった「夏の楽しみ」でした。

お馬さんありがとう。

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ふくれる

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久々のブログ更新となりました。
しかし、小生は決して日々をノラリクラリと過ごしていた訳ではありません。

皆様の気付かない所で全身全霊をかけてダイエットに励んでおりました。
しかし残念ながら全く、何も、全然、すべからく結果が出ておりません…。
よって世間様には何一つ気付かれる事なく過ごしております。

まさに灯台下暗しであります。

私は昨年より、ぢわぢわとふくれ始めました。

「ふくれ始めた原因は何なんだ?私には皆目、見当がつかない。アイ ドント ノオだ」

などと、のたまい。自らの「食べ過ぎ」といふ事実から目を背けて今日まで一途に「臭いものには蓋主義」を貫いてまいりました。
結果、この一年というもの会う人会う人から、

「二乗くん、一回り大きくなったね」
「どうしたの?急に成長したね」

芸ではなくそのままの意味で言われ続けておりました…。

「馬の耳に念仏主義」の権威であり第一人者である私は右耳から左耳への流れ作業に勤しんでいたのですが、先日ある楽屋で師匠から、

「ぶくぶく、ぶくぶく肥えやがって!」

という有難いお褒めの言葉をいただきました。

これは、

「二乗よ、これからも芸を膨らましてゆきなさい」

といふ意味でおっしゃったのだ。これからも頑張ろう!
「暖簾に腕押し主義」の権威でもある私は、スットンキョウな解釈をいたしておりましたが、どうやら師匠はそのままの意味でおっしゃっておられたようです。

ならば腹筋バキバキの姿をお見せするのが弟子の務めです。

私はもう決して欲しがりません。
夜10時以降は牛あいがけカレーを欲しがりません。
BOSSとろけるカフェオレも慎みます。
ビックマックに呪いの言葉を投げかけてやります。

「桂 腹筋バキバキ 二乗」になるその日まで、グリル生研のスペシャルランチよサヨウナラ…。

難民

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遂に難民になりました。
度重なる生活苦の為、放浪の旅へ……といふ訳ではありません。

地テジ化、地テジ化と訴える世間の波にのらずに日々を「のんべんだらり後回し政策」に徹してきた我が家のテレビジョンが昨日、機能を停止致しました。

いわゆる地デジ難民とやらになった訳です。
先日のブログに書いたように、私の容赦ない「のび太の母直伝チョップ」に耐えてきた我が家のテレビジョンも流石に根性だけでは映像を写せないようです。

昨日、正午きっかりに彼は自分の画面に「アナログ放送終了」と写しだしました。自らの画面に自らの終わりを写す…。
やはり彼は最期までプロフェッショナルでした。

見事に役目を全うした彼をこのまま見捨てる訳にはゆきません。

かつて、私が心服するジオン公国のシャア・アズナブル氏はおっしゃいました。

「まだだ、まだ終わらんよ」

私は決心しました。やはり十数年間もの間、私にエンタアテイメントを提供してくれた彼は、地デジ化などといふもので機能を停止するのではなく、私のチョップでトドメを刺されるべきだと。

よって、地デジチウナーなるものを購入いたします。

それまではひとまずお疲れ様デシタ。

名品?

私がにゃんこの額ほどの現在の部屋に住みついたころからお世話になっている串カツ屋さんがあります。
網野出身のオーナーさんと同級生が切り盛りするお店で、私のタンパク源の約80%は賄われています。

気取らない串カツ。網野のとれとれの海の幸、新鮮野菜。冬にはしし鍋がとてもリーズナブルに食べられます。

落語会にお越しいただいた方々はおわかりでしょうが、わたしがちょいちょいマクラでお喋りするお店はここです。

昨日も旬のアゴフライ(とびうお)をはむほむ噛みしめて、そのジューシーさに酔いしれ、実際にビールで酔いしれておりますとふとお皿の絵柄に目が止まりました。

「はてな?」

愛らしいコロコロとした鳥が二匹、傍らには稲穂のような植物。

「この図柄は粟穂にウズラ!?」

落語、「道具屋」の掛け軸に出てくる有名な図柄です。
これは早速に調べねば! 私が持っている唯一のハイテク機、Iフォンを駆使してネットを「粟穂にウズラ」で検索しますと、このような文章が出てまいりました。

「粟穂にウズラ」‥‥粟は五穀の一つで古くから重要な食料であった。最近「五穀○○」「穀物○○」などの商標で他の穀類とパックで発売されていて、お米に混ぜて炊くようになっている。うちで使っているものは、「大麦、もちきび、もちあわ、アマランサス(これが訳分からん)、いりごま」が入っている。体に良いらしい。おかげで私は健康。粟は現在、鳥の餌としても売られている(私は鳥かいな?ま、酉年やけど)。穂は大きいものは40cmにもなるという。ウズラも食べに来たのだろう。私は残念ながらまだ「粟穂にウズラ」という図柄は見たことない

これは師匠のホームページ内の「落語用語の基礎知識」という項目で、師匠が落語に出てくる用語を懇切丁寧に説明された名著です。

「まさか、こんな所に飛ぶとは…。」

「お前、酒ばっかり飲みやがって!稽古せえ。」
師匠の御声が脳裏をよぎりましたのであわててIフォンを切り、ビールのお代りを注文しました。

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カウント

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現在、22。昨日は23でした。

高校3年生の夏。近所のパーラーニュージャパンで定価の数倍の資金をつぎ込み、手に入れた景品が我が家のテレビジョンです。

もちろん最近のチャラチャラした薄型ではありません。
重厚感溢れる厚型ブラウン管です。
丈夫な事、この上なし。幾度の接触不良の際も「のび太のお母さん直伝のチョップ」で乗り切ってきました。
7年位経った頃、ベランダからリモコンが落下して粉々になり、いちいち本体にてチャンネルを変えなけれはならないといふ災難に見舞われたものの、なんとかやってまいりました。

流石に近年、全体的に明るさが暗く(リモコンがない為、調節不可)フルカラーでありながらピンク色の主張を激しくする様になりました。
日曜洋画劇場「ダイハード」などでは夜や暗闇のシーンが多いので音声のみで楽しむ事になります。
また、ワールドカップの際には出されたカードが全てレッドカードに見えます。

こんな相棒ですが彼はまだやれる!やれる男なのです!
昨日より地デジ化切り替えの日数がカウントダウンされるようになりました。

日本は古来より八百万の神の神様の国です。
私は物にも魂が宿ると思います。
彼は自分の役目を終える日のカウントダウンを自らの画面に映すのです。それを使命として…。
これ以上のプロフェッショナルはありません。

残りの22日、私は彼と大事に過ごしていきたいと思います。

もちろん、時には容赦なく「チョップ」を浴びせながら…。

赤?白?

 「お酒ちゅうのは面白いもんでんな。浴びるように飲んでもなんともない事もあれば、一口飲んだだけでポォ~っとまわることがある。今がちょうどそれですわ。」

 青菜のセリフです。

 昨日、まさにこの状態でした。赤ワインを一本空けてよい気分になって時間を見ればまだ22時、これはもう一軒行かねばなりません。行かねばお酒の神様に顔向けができません!

 フワフワとお家に帰り、15分の仮眠の後にいざ再出発!とフローリングにゴロリ。

 気がつくと24時をまわっておりました…。

 15分のところを2時間も…、すっかりと睡眠の神様に魅入られてしまいました。

 「嗚呼、崇高なるお酒の神よ。私はあなたを裏切ったわけではありません。忠実なるしもべの私は、睡眠の神の甘い誘いについ籠絡されたのです。これからは誘惑に打ち勝ち、ただひたすらに信仰を…むにゃむにゃ……zzz。」

 次に覚醒したのは10時すぎです…。


 あらゆる誘惑に弱い昨日の私の記憶でした。
 ちなみに昨日、お酒の神様から下げ渡された赤ワインは、スペイン産の「メメント」といふ赤ワイン。
 「メメント」とは「記憶」といふ意味だそうです…。

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ほわほわ

 猫の額ほどのワンルームに引っ越して4年になります。
 部屋はせせこましいですが立地は大変気に入っております。

 駅まで徒歩15分。師匠のお宅まで25分。お気に入りの串カツ屋まで1分30秒。
 そして一人前の噺家になるまでの距離、約59万光年…。

 コンビニ近し、御所、鴨川の緑も身近な我が住まいは毎年、もう一つの楽しみがあります。

 この時期、鴨川の隣の小さな川、「みそそぎ川」ではホタルさんがホワホワとやさしい光を見せてくれます。
 私の住む物件はホタルまで2分30秒です。

 静かなせせらぎの音とホワホワと幻想的な光を時間を忘れて楽しみました。
 今年も感謝。

 余談ですがブログを少し改修いたしました。
 壁紙に飛行機を使っています。
 私は陸、海、空ならば断然、「空派」の人間です。
 
 ホタルもホワホワと自由に飛んでいますので飛行機と同様に好きです。
 
 え?どちらも地に足が付いていない!?
 ほっとけ!!

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生活習慣

先週の木曜日から明日までの毎日、西本願寺さんのイベントで「ごえん町 マルシェ」といふ物産展のブースでお昼の1時からお噺しております。

夜型のわたしはこれですっかり昼型の人間になってしまいました。
いつもと違う動きをするので食事のタイミングがばらばらになってしまいます。

嗚呼、おなかがプクプクと育ってゆく…。

写真は今週の主食。しまなみの塩ジェラートです。

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達成!そして告知

昨日まで3日間、お仕事で青森に行ってまいりました。
この世界に入れて頂いてもうすぐ8年、日本全国のいろんな所に行かせていただきました。
本当にありがたく思っております。

思えば噺家になって飛行機も初めて乗りました。

幼少のころの夢だった、小学校の先生も少ぉ~しだけやらせていただきました。

もちろん着物の着方も覚えました。

確定申告のやり方も覚えました。

うまい棒を大人買い出来るようになりました。

あこがれの米朝師匠からお年玉もいただきました。

あこがれの師匠に反省文を3回も書かせていただきました…。


そして昨日、青森で本州すべての県に行かせていただきました。
いろんな場所に住む、いろんな人たちに、いろんな出会いを頂いて本当に感謝です。

これからもよろしくお願いいたします。

ペコリ。


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ここでお茶席と落語の会の告知をひとつ。


★★  「茶家で伝統文化に親しむ」(第7回)  ★★

日時  平成23年6月5日 (日) 午後1時30分受付 2時開演

ところ  大林「恵庵」 京都市東山区粟田口三条坊町40-2 (地下鉄「東山駅」徒歩5分くらい)


内容 ● 「茶の湯もてなし」 大林恭子(表千家茶道教授)
     
    ~~「清風動郁竹」一切の物に執着しない境地。自然から多くの恵みを受けて、自然に身を委ねて何のてらいもなく自然体で生く。作法をご存じない方も大歓迎、椅子席もございます。~~

    ● 「落語」  桂二乗

    ~~演目は当日のお楽しみ~~

木戸銭 ご予約2500円 当日3000円

お問い合わせ 大林恭子 TEL、FAX 075-541-2530
                E-mail i-fuji@f8.dion.ne.jp

お茶席でお茶を楽しんでいただいた後、二乗が相努めます。青蓮院や知恩院、平安神宮もご近所です。ぶらり京都を楽しんでいただくついでにお越し頂けましたら幸いです。
なお、会場が少しわかりにくいかも知れませんので地図を写真で貼らせていただきます。

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チカラ

 先日、石巻に炊き出しのお手伝いに行ってまいりました。
 現地の様子はとても言葉や文章では表せない衝撃でした。
 
 料理人、運送業、ボランティア、いろんな方々とご一緒させてもらいました。 約20人の人間が精一杯に準備して  行かせていただいても、お昼の数時間というわずかな時間しかお手伝いできません。
 一人のチカラの限界を痛いほど知りました。

 拙い落語をさせていただいた帰り、

 「まだ若いからがんばるんだよ」

 避難所の方に声をかけていただきました。
 これからまだまだ、復興に途方もない時間と労力がかかるのは間違いありません。
 石巻でいただいたチカラを少しでも大きく、たくましくして、お返し出来ればと思います。


 写真は夜明け前の会津磐梯山です。
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パカパカ


 京都はさまざまなお祭りの多いところです。そして行列も。
そしてその行列には必ずお馬さんがのんびり、気持ち良さそうにパカパカと歩いております。

 一昨日は京都三大祭りの1つ葵祭りでした。当然、行列にはお馬さんがパカパカしておりました。
お馬さんが街中を歩く姿はのんびりとしてよいものですが、洛中に住む人間としてはうっかりお祭りの日を忘れてしまうとその交通規制に引っ掛かって、思わぬ時間がかかってしまう事があるので注意しなければなりません。

 その日はちょうど午前中から下鴨神社方面でお仕事でしたので行列に引っ掛かり大変でした。


 そういえば、入門前に大阪で住んでいた頃にやったことがない競馬で一攫千金を狙った時もかすりもせず、大変な目に遭いました。

 そういえば、小さい頃に親が写真を撮るため無理やりポニーに乗せられた時も泣き出して大変でした。

 そういえば、焼酎の苦手な私が行きがかり上、「くろうま」を飲んだ時もへべれけになって大変でした。

 そういえば、大人になったのでうまい棒のめんたい味を袋ごと大人買いをしてあばれ食いをしたら、部屋中がうまい棒臭になって大変でした。

 そんな私は午年です…。


 約半月も更新をせずにこの内容かい!とお叱りがありそうですがスミマセン。

 先日、「日米、侘び寂び論争」と「けむりにまく」を書いたときに精も根も尽き果てておりました。
 学生時代から読書感想文もまともに書いたためしがない人間なので堪忍してください。

 このようなゆるい文章でも、もう少し更新してまいります。


 さて、これが書き終わったら石巻に炊き出しのお手伝いに行ってまいります。米朝事務所の会長からお話をいただいたのですが、微力ながら行かせていただきます。ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。

 ではでは。

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けむりにまく

 私の部屋はにゃんこの額ほどのスペースで暮らしております。

先日、いつものように愛煙家の私は「幸せド真ん中(英名ラッキーストライク)」をぷかぷかと怠惰に吸っておりますと、にゃんこの額を管理しているアパート管理会社からお届けものがありました。

なんじゃ知らん?三嶋亭のすき焼き肉セットならウレシイナと妄想しながら受け取ると「住宅用火災報知機」でした。
先日、師匠のブログにもありましたが京都では5月31日までに住宅用火災報知機の取り付けが義務化されました。

うちに届いたのは「けむり感知型」の火災報知機です。
これは迷惑なものが届きました。にゃんこの額は「1ぷかぷか」するだけで部屋中にけむりが充満します。つまり、

「1ぷかぷか」=「1にゃんこ額もくもく」

という式が成立します。
私が連続でぷかぷかとした場合、あっという間に「2にゃんこ額もくもく」となりますので、この火災報知機が「何にゃんこ額もくもく」で作動するのか調べてみる必要があります。

おもむろに関西ガスのガス漏れ探知機「ぴこぴこ」のとなりに設置し、定位置にてぷかぷかと始めます。

「1ぷかぷか…異常なし、2ぷかぷか…異常なし、3ぷか……」

研究熱心な私は一心不乱にぷかぷかいたします。

「ぷかぷかぷかぷか……」

これ以上は火事の危険より私の生命の危険の方が高いので調査方法を変更し、至近距離にてけむりを吹きかけてみることにしました。

「ふぅ~ふぅ~」

反応ありません。ならば、精一杯に!

「ふぅぅぅぅぅぅぅ!」

反応なし…。いったいこの警報機は何をしているのだ!!こんな事でにゃんこの額を守ることができるのか!京都の街を守ることができるのか?噺家の明るい未来を約束することができるのか?

私がプンスカしております隣には水色の電池が転がっておりました……。


後に仕切り直して実験したところ「5ふぅ~ふぅ~」で作動することがわかりました。
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日米、侘び、寂び論争


 私は英語がまったく駄目な人間です。

私の英語に対する探究心や研究心は中学2年の時点で遙か彼方、銀河系の外側まで「サヨウナラ」も言わずに旅立ってしまいましたので今はそのかけらを探すことも出来ません。

現在は「グッバイ・イングリッシュ・フォーエバー」であります。

 私が先日、いつものバーでお気に入りのウヰスキーを猫背でちびちびやっておりますと、バーの扉がカランコロンと鳴りました。振り返るとそこには、

「身の丈は抜群に優れ、金髪はサラサラ、蒼い両眼をらんらんとし、鼻はあくまでも高く、手に京都のガイドブックを持った異人さんの姿。」

この桜の時期の京都は外国の観光の方が一段と増える季節であります。
異人さん、私の横にどっかと座ると、

「ビア、プリーズ(ネイティブな発音)」

ビールが届くなりゴクゴク、キュー。飲み干します。

「ワンモア(あくまでネイティブな発音)」

 
今度は二杯目を味わうように飲みながら私の方をチラチラッ、もう一口飲んではチラチラ。
どうやら旅先のバーで見つけた私と文化交流がしたいようです。

ここで引き下がっては日本男児の名折れ、勇気を振り絞って、

「ウェアー、ユーカムフラァム?(巻き舌でそれっぽく)」

聞くと、

「ファット???」

どうやら私の英語はネイティブでシティー派すぎて通じなかったようです…。
彼の英語力に合わせてもう一度、

「うぇあー、ゆーかむ、ふろむ?(平坦に)」

「オオー。アタランタ!(ネイティブ)」

どうやら米国のアトランタよりやってきたようです。たぶん…。
どこから来たかさえ判ればしめたものです。彼の語学力に合わせたアトランタ訛りの英語を身振り、手ぶりを最大限に駆使して会話をします。

「今日はどこへ行ったんだい?」
「おら、清水寺にいっただよ。ぼっけえ綺麗だったさ」
「明日はどこへ行くんだい?」
「おら、明日は飛騨の高山まで足を延ばすことにすっぺ」

シティー派英語の私とアトランタ訛りの彼の会話は寸分の食い違いもなく交わされてゆきます。まさに日米、お互いの文化が混じり合う瞬間でした。しかし、わたしのこの質問で大きな壁が出来ました、

「日本のどこが好きなんだい?」
「おら、日本の侘び、寂びが好きだ」
「!?」

おいおい、ちょっと待ってくれ!日本の「侘び寂び」という文化的観念は昨日、今日で判るものじゃないはずだ!古来より日本人が培った文化遺産、至宝であるはず。君が「侘び寂び」を語るには十年、いや百年早いはずだ!

「じゃあ何が侘び寂びなんだい?」
「桜、茶室、襖」

おいおい、ちょっと待ってくれ!なんなんだその「海外から見る日本」みたいな典型的な答えは!?

桜が「侘び寂び」には違いないが、それは日本人が日本人として日本に住み、別れと出会いを繰り返し、その記憶の風景に桜があるから、それが儚く美しいから「侘び寂び」なはずだ。
ただただ、花が散るから「侘び寂び」ではないはずだ!

君たち西洋人がよく「イッツ、クール!」と言うが、それは君たち西洋人がハイスクールでご機嫌なダンスパーティーがある時に、派手なオープンのアメ車に乗ってやってきて。赤と白の水玉ワンピースを身にまとい、ポニーテールをしたお気に入りの女の子がフロアーで皆の視線に囲まれ踊ったところを見て、

「イッツ、クール!」

と言うのであろう、したがって私にはその経験がないので死ぬまで「イッツ、クール!」の観念は判らないはずだ!
だから君もそう軽々しく「侘び寂び」について語るのはいけないのではないか?

さまざまな妄想と固定概念が入り混じったこの考えを、彼のアトランタ訛りに訳すことがとても困難であると自覚した私は、発展的撤退をいたしました。そして一言、

「イッツ、クール!!」

花が散り始め、葉桜もまた良し! そんな夜でしたとさ。
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雨男のお花見

 前回から更新が延び延びになっておりました。申し訳ありません。

さて、わたしは雨男です。小中高の卒業式はすべて雨、成人式も雨、免許をとって初ドライブは台風という非常に間の悪い人間です。

何か春らしいテーマでブログ更新しようと思い、ちょうどおとついの金曜日が京橋でお昼のお仕事なのでお仕事終わりの夕方、少し足をのばして天満橋の桜を見物しようと以前から計画いたしておりました。

結果は御存じの通り、雨。

毎年、お花見や酒盛りでにぎわう桜の下には人っ子ひとり、犬っこひとワン、猫っこひとニャー歩いておりません。
当然、お目当ての屋台もすべてしまっておりました。
警備員さんもやれやれと雨宿りです。

今年はライトアップもされておりませんのでさびしい事この上ない道をトボトボと歩いておりますと、一筋の明かりが目に入りました。蛾のようにフラフラと明かりに近寄ってみると、地獄に仏、はきだめに鶴、なんと一軒のお店が営業してるではありませんか。

これありがたやと中に入るとお客は当然、私だけですので屋台のおっちゃんが、

「兄ちゃん、焼きそばどうや?」
「おでんぬくいで!」
「フランクフルトやこか?」

一斉に唯一のお客に営業をかけてすべての商品を押し付けようとします。
私も雨を降らせてしまったという後ろめたさもありますので出来るだけ注文をしました。

すると、こちらの思いが通じたのか、

「兄ちゃん、こんなときに来てくれておおきに。これサービスや。」
「これもサービス」
「これも食べ!」

あっという間に宴会が出来ようかという状態になりました。
私が恐縮してフランクフルトをホムホムしておりますと、

「これもサービスや、兄ちゃんちょっとまっとき」
「今年はライトアップもないからこれは兄ちゃんの為だけにサービスや」

3,4人のおっちゃんが雨の中ケーブルをもってごそごそと始めると、電源ケーブルを引っ張って小さな電球に明かりをともしてくれはりました。
雨の中でも華やかに咲いた貸切りの桜は、水滴をキラキラと反射してとてもきれいでした。

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前日はくるくる

 明日は「桂二乗をしごく会」です。
内容は文字通り、二乗がしごかれる会です。トップ、中トリ、トリと3席勤めさせていただきます。間には師匠が控えるというとてもキビシイ会で、そしてありがたい会です。

こういうキビシイ会の前になりますと小心者の私はなかなか寝付けません。
ふらふらと夜の街に繰り出します。いつもなら繰り出すと言えば一杯飲みに…。てなものですがここ数日はネタを繰りに夜の街へ這い出します。
夜行性の私は夜の町をくるくると回りながらネタを繰ります。
繁華街から鴨川、御所などをくるくる回りながらぶつぶつ、ぶつぶつ歩きます。

芸人として情けないですが、いつもなら全く顔を差しませんがこういう時に限っていろんな人に会います。
先程も御所の近所で、なじみの串カツ屋さんでお会いする常連さんにバッタリ、

「おお、二乗ちゃん。ええとこで会うた、一軒飲みにいこ!」
「すみません。明日、大事な会があるので今日は無理です」

いつもなら喜んで尻尾を振ってついて行くのですが惜しい事をしました…。

しごかれる前夜の京都の街は先程からなごり雪がちらちら降りはじめました。
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 「春休みに桂二乗をしごく会」

とき  2011年3月26日(土)  午後2時開演 (1時30分開場)
ところ 動楽亭(後部椅子席) 地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」
    1番出口すぐ コンビニampm左の階段を2Fへ

演目 「阿弥陀池」         二乗           
    「茶の湯」           米二 
    「お楽しみ(ねたおろし)」 二乗
    ~中入り~
    「酒の粕」          米二
    「質屋蔵」          二乗

木戸銭 当日のみ¥2,000  TEL 06-6365-8281 米朝事務所

皆様、お待ちいたしております。

のりこえる

とても悲しいニュースばかりでやりきれない日々が続きます。
なかなか文章を書く気持ちが起こりませんでした。

昨日は同期会で新しいお噺をネタおろしいたしました。
明日、笑っていただけるよう、1年後、笑っていただけるよう。10年後、20年後も笑っていただけるように勉強して大事に育てていこうと思いました。
このお仕事を生業にする以上、それ以外は出来ませんので今は出来ることを頑張ろうと思います。

御所の木々も厳しい冬をのりこえて色づいて来ました。

今はとてもとても厳しい冬ですが協力しあいながらのりこえてほしいと心から祈っております。
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せせこましい そして明日の告知


 私は昔から追いつめられないとなかなかスイッチが入らないナマケモノな気質です。
中学、高校の中間テストや期末テストでもそうでした…。
試験日が近づいてどうしようもなくなると急にスイッチが入ります。

「まずは机の上の整理をしよう」
「ついでに部屋の大掃除もしてしまおう」

あれやこれや関係のない事をしているうちに時間がせまってきます。

 明日は数少ない私が芯をとる会です。
例のごとく、

「たまっている洗濯をしてしまおう」
「ついでに掃除もやろう」
「これを機にブログを更新しよう」

明日は久しぶりに「崇徳院」というお噺をします。
普段、お稽古は主に鴨川で歩きながらネタをくることが多いですが、やっぱり長い間高座にかけていなかったネタはきっちり浴衣に着替えて座ってお稽古しなければなりません。

雑用を済ました部屋はとてもせせこましい状態になりました…。
明日の本番、せせこましい高座にならないようにがんばります。


ここで明日の会の最後のお願いです。


 第7回「ちおん舎・新・染屋町寄席」~二乗の番~

とき  2011年3月11日(金) 午後7時開演 (6時30分開場)
ところ ちおん舎「京都市中京区衣棚三条上る西側 075-211-7510」

演目 「開口一番」  優々
    「阿弥陀池」  二乗
    「お楽しみ」  まん我
    「崇徳院」   二乗
         三味線 豊田久美子

木戸銭 ご予約1300円 当日1500円
お問い合わせ、ご予約 法然院サンガ TEL090-1899-3689 MAIL byakurenja25@docomo.ne.jp
チケット二乗  TEL075-211-7584

皆様、お誘い合わせのうえよろしくお願いいたします。
ペコリ。

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あくまで勉強の為に

 先週の一週間は天満天神繁昌亭の出番を頂いておりました。
七日間、フルで出演させていただくのは久しぶりでした。また、師匠と繁昌亭の昼席で御一緒させていただくのは初めてでなんとなく引き締まる毎日を過ごしました。

 さて、落語にはいろんな食べ物が出てまいります。「うどん」「お酒」「お造り」などお噺の中で登場人物がとても美味しそうに食べたり飲んだりします。
この世界に入って8年目になりましたが、未だに舞台のそででお噺を聞かせて頂いておりますとお噺に出てくる食べ物を食べたくてたまらなくなる時があります。空腹のときはなおさらです。
現に、私が熱燗を飲むようになったのも落語の登場人物の影響です。

 先日、師匠が繁昌亭の中トリで「ふぐ鍋」をなさいました。空腹の状態で舞台そでから拝見させていただいておりました私はどうしても我慢ができなくなりました。

 「ああ、ふぐ鍋が食べたい…」

 私は入門前にふぐ料理屋さんでアルバイトをした経験がありますのでその時に口にしたことはありますが、自前ではとても行ける身分ではありません。しかし、何事も勉強です!

 大阪には庶民の味方「づぼらや」があります。意を決し、今後の落語の為にそしてあくまで勉強の為に行ってまいりました。

 「何事も勉強だ、経験だ!」

 生まれてこの方、初めて自前で向かい合うお鍋は本当に至福の時間でした…。


そして2時間後、支払いのときに思いました。

 「師匠、今度は時うどんにして下さい…」

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登校日

 昨日は寝屋川の小学校へお喋りに行かせていただきました。対象は4年、5年、6年の3学年です。
昨年もお伺いさせていただいたのですが「今年もぜひ!」と呼んでくれはりました。

文化活動経費削減の中、予算をとっていただき、落語をさせてもらえるのは本当にありがたいことです。
また、昨年に引き続いて呼んでいただけるというのは芸人冥利につき、これ以上の喜びはありません。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 さて、内容はそれぞれの学年の授業45分で解説や体験、そしてお噺をさせてもらいます。
昨年も聞いてもらった5年、6年はやはり2回目ということでとても素晴らしい反応をしてくれます。昨年よりみんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになっており、この世代の1年というのはすごい成長するのだなと感心いたしました。

 小学校でのお仕事はいろんな楽しみがあります。給食を生徒に交じって食べることができるのです。みんな人懐っこくワイワイと楽しく食事を楽しみました。20年ぶりの給食は親子丼ときんぴらごぼう、そして懐かしのビン牛乳でした。
昨年は、全学年が感想文を書いてくれました。へこんだときにちょくちょく読ませてもらっております。

 そういえば小学校の頃「将来の夢」という文集でいつも「学校の先生」と書いていたことを思い出します。
落語も楽しくお喋りでき、少し先生の気分も味わえたお得な1日でした。
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一蓮托生…。そして告知。

 昨日は一門の金比羅勉強会でした。終演後、恒例の「珉珉」での打ち上げがあります。
いつもはおいしくビールを頂くのですが私はウーロン茶です。
それというのも、初めて師匠を車でお宅に送らせていただくという大任をおおせつかったからであります。
入門以来、

「免許をとれ!」

 口を酸っぱくしてそのすっぱさで梅干が出来ようかというほど仰った師匠のお言葉に背き続け、怠けていた私も昨年、やっと免許を手に入れました。
今後の予行練習というわけで、命がけのドライブに師匠が参加してくれはりました。
ルートは四条の南座からご自宅までという信号につかまらなければ自転車のほうが早い距離です…。
当然のことながら実質、5分くらいのドライブの車内では、

「ああ、もっと早うにハンドルを切るねん!」

「運転姿勢が悪い!」

「指示器を出すのが遅い!」

 ぴったりと助手席にお座りになられた師匠の命がけのアドバイスが飛び交います。
なんとか初ドライブはふたりそろって………。という結果にはなりませんでした。

 いつにない緊張下の為、ヘロヘロなった私は、いつもの隠れ家で養命酒で疲れを癒しましたとさ。
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 ここで告知を一つ。


    「八年目」~平成15年入門組落語会~

とき  平成23年 3月16日(水) 19時開演(18時30分開場)

ところ 動楽亭(地下鉄「動物園前」1番出口すぐ)


演目 「開口一番」  治門
    「浮世床」    石松
    「青菜」     二乗
    ~中入り~
    「阿弥陀池」  鯛蔵
    「宿屋仇」    松五


木戸銭 ご予約1300円 当日1500円

お問い合わせ TEL 075-211-7584  E-MAIL redcomet_k.nijyo@kch.biglobe.ne.jp


● 同期4人ももう八年目を迎えました。数字が増えていくことにみな恐怖を感じております。とにかく次代の得意ネタとなるように勉強させていただきます。よろしくお願いいたします。

鬼も福も。そして告知。

 昨日、吉田山の吉田山荘でお喋りさせていただきました。
元、宮家の別荘ということで外観、内装、調度にいたるまでとても素敵な建物でした。
こんな所でお仕事出来て本当に感謝です。
 
 終演後、お散歩も兼ねて吉田神社に向かいました。ちょうど節分大祭の真っ最中です。
毎年、福引付きの福豆が売られております。景品がすごい!なんと一升瓶から冷蔵庫、自動車が1台当たるかもという太っ腹です。
昨年は惜しくも売り切れでしたが、今年は買うことができました。
でも、5枚も買う欲張りには当たらないのでしょうね……。

 今年も楽しく、賑やかに過ごせますように鬼も福も内。

ここで、落語会の告知をふたつ。

 第7回「ちおん舎・新・染屋町寄席」~二乗の番~

とき  2011年3月11日(金) 午後7時開演 (6時30分開場)
ところ ちおん舎「京都市中京区衣棚三条上る西側 075-211-7510」

演目 「開口一番」  優々
    「阿弥陀池」  二乗
    「お楽しみ」  まん我
    「崇徳院」   二乗
         三味線 豊田久美子

木戸銭 ご予約1300円 当日1500円
お問い合わせ、ご予約 法然院サンガ TEL090-1899-3689 MAIL byakurenja25@docomo.ne.jp
チケット二乗  TEL075-211-7584

●塩鯛師匠、米二より引き継がせていただきました会です。ちょうば兄さんとふた月おきに交代でやらせていただいております。現在、京都市内では唯一の自分の会です。よろしくお願いします。


  
 「春休みに桂二乗をしごく会」

とき  2011年3月26日(土)  午後2時開演 (1時30分開場)
ところ 動楽亭(後部椅子席) 地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」
    1番出口すぐ コンビニampm左の階段を2Fへ

演目 「阿弥陀池」         二乗           
    「茶の湯」           米二 
    「お楽しみ(ねたおろし)」 二乗
    ~中入り~
    「酒の粕」          米二
    「質屋蔵」          二乗

木戸銭 当日のみ¥2,000  TEL 06-6365-8281 米朝事務所

●入門以来、しくじり記録を更新しておりますお師匠より厳しく、温かい会をやっていただくことになりました。
トップ、中トリ(ねたおろし)、トリを相務めさせていだだきます。よろしくおねがいします。
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お稽古の後は…?

 先日、師匠にお稽古をつけて頂きました。
結果は相変わらず、師匠の瞬間血圧をあげてしまいました…。

さて、お稽古が終わり失礼をしたら猛ダッシュが待っています。行先は喫茶店。
コーヒーを飲んでほっこり…ではありません。

 先程、教えて頂いた一部始終を思い出し、いち早くノートに書き留めねば私のお豆腐のようにフワフワした脳みそから記憶がフワフワとどこかへ飛び立ってしまいます。

作業が終わったころには注文したアメリカンは冷めておりましたとさ。
喫茶店のご店主およびブラジルの方ゴメンナサイ。
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はじまりはじまり。



筆不精な二乗が日々のつれづれをしたためます。
出演情報なども頑張ってのせてまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

はじまりはじまり!

画像はおおみそかに制作した芸術傑作です。
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